GeoBaseシリーズ
親機・中継機 通信インフラ構築用

GeoBaseシリーズ

ジオベースシリーズ
GeoBase Multi
親機:GBM-2507A(P)/ES
中継機:GBM-2507A(R)/ES
GeoBase
親機:GBA-2503A(P)/ES
中継機:GBA-2503A(R)/ES

GeoBaseシリーズは、GEO-WAVEによるメッシュ型のIoT通信インフラを構築するための親機・中継機です。親機は子機のデータをクラウドにつなぎます。中継機はGEO-WAVE通信エリアを拡張することができ、携帯圏外が多い山間部でも広域で通信が可能となります。

親機
通信規格:GEO-WAVE、LTE、Wi-Fi、Ethernet有線LAN対応
周波数:920MHz
送信出力:250mW
電源:AC電源(100V)
その他:準天頂衛星対応GNSS受信機搭載
中継機
通信規格:GEO-WAVE
周波数:920MHz
送信出力:250mW
電源:専用ソーラーバッテリー(別売)
その他:準天頂衛星対応GNSS受信機搭載

特長(共通)

遠距離通信

携帯圏外が多い山間部でも少ない台数で広域通信が可能なメッシュネットワークを構築できます。

小型で設置も容易

電源含め機器が小型なので、大規模な設置工事は不要で、容易に取り付けや移設ができます。

省電力で動く

低消費電力のため、中継機は専用のソーラーバッテリーで稼働でき、山頂や稜線上等見通しがよくても電源が確保しにくい場所にも設置できます。親機は通常AC電源(100V)で稼働しますが、予備電源としてソーラーバッテリーや蓄電池を備えておくことで、停電時も復旧までの間の一定期間は稼働させることができます。

つながり方

様々な接続方法でクラウドへ

親機はGEO-WAVEとインターネットをつなぐゲートウェイの役割を果たします。
キャリア回線(docomo,ソフトバンク)やWi-Fi、有線LANに対応しており、親機がインターネットとつながることでクラウドサービスを利用することができます。今後はクラウドだけではなくオンプレミス対応も進め、より幅広い手段でのデータの収集・管理を実現します。

衛星回線でクラウドへ

GeoBase親機は、衛星回線を使ってインターネットに接続できます。山間部の携帯圏外は勿論、災害で携帯回線が使えなくなった時でも、衛星回線によってクラウドとつながる基地局として機能し、長距離無線とクラウドを組み合わせたIoTサービスを実現します。

ラインナップ

複数のトランシーバーを備え同時多チャンネル通信が可能なGeoBaseは、用途別にポートを割り当てることで1ポートあたりの負荷を軽減させており、ポート数が多いほど多用途にインフラをご利用することができます。また、子機の台数が多い場合は単一用途でも複数ポートを使って負荷分散することも可能です。GEO-WAVEは独自の通信プロトコルで、ユーザー様ごとに個別のIDを設定しているため、他規格の通信回線や周辺の他ユーザー様の回線と混線することはありません。

GeoBase Multi

7ポートで用途別に分散処理

GeoBase Multiは、7ポート対応のため、子機から届く大量・多様な情報を分散して効率的に処理することができ、多用途に使えるインフラの構築が可能です。

GeoBase

3ポートで低コストに分散処理

GeoBaseは、3ポート対応のため、一つのインフラで同時に扱える用途は限られるものの、GeoBase Multiよりも低コストにインフラを構築できます。

GeoBase Single(開発中)

1ポートで単一用途に対応

GeoBase Singleは1ポート対応のため、単一の用途にしか利用できませんが、最も低コストに通信インフラを構築できます。
※ポート数の違い以外に通信性能や機能の差はございませんので、ご安心ください。

設置状況

親機設置

GeoBase 行政施設の屋上
設置のポイント
・親機の安定稼働にはAC電源(100V)が必要
・ドコモ4G回線もしくはWi-Fiで安定通信出来ること
・屋上などの障害物が少ない開放空間、極力高い位置が望ましい
・地上高(地面高)が5m程が望ましい

中継機設置

設置のポイント
・ソーラー発電のため、南向きの日照確保が必須
・山頂や展望台など極力高い位置が望ましい
・地上高(地面高)が5m程が望ましい
・単管パイプ等で架台を組み立てられる広さ(2㎡程)と資材を打ち込む事が可能な地盤であることが望ましい
・車でアクセスしやすい立地が望ましい