林業支援
山間部での作業に安全・安心・便利を
林業の労働安全と
効率化
効率化
携帯圏外の多い山間部では、万が一事故が発生しても助けを呼ぶことができません。フォレストシーのIoT通信インフラを構築することで、携帯圏外でもGEO-WAVEで位置情報付きのSOSメッセージを発信できるので、奥山で危険作業を行う林業従事者の安全確保を実現します。また、林業現場から作業の進捗状況・土場の材積情報・林業機械の位置情報や稼働記録を事務所や市場と即座に共有することで、業務やサプライチェーンの効率化に貢献します。
1.チャット・SOS・位置情報
●GeoChat
パーソナルチャットSOSデバイス
パーソナルチャットSOSデバイス
携帯圏外で働く作業員/林業機械とつながる
GeoChatは端末単体で位置情報とSOS信号の送信ができます。またスマートフォンとBLE(Bluetooth Low Energy)で接続し専用アプリと連携することで、チャットやSOSメッセージを送受信できます。(音声通話はできません。)
BLEモジュール
スマートフォンと接続し、専用アプリからの操作・閲覧・設定変更などが可能です。
GNSS受信機
端末間同士でも位置情報を取得。GPS+日本の準天頂衛星みちびき対応で、山間部の悪条件にも強く、取得した位置情報をアプリのオフライン地図に表示します。
チャットで連絡
専用アプリでGeoChat利用者や事務所の管理者とチャットができる。
安全確保・SOS
端末単体で位置情報を含むSOS発信。アプリ連携により詳細な被災状況も共有。
作業員の位置情報
定期的に位置情報を発信し続けるので、リアルタイムに作業員の居場所を把握。
林業機械の位置情報
林業機械の位置情報を互いに確認し合うことで、効率の良い運行管理を実現。
GeoChatの詳細
2.作業員の健康管理
●GeoVital
アームバンド型心拍センサー
アームバンド型心拍センサー
携帯圏外だからこそ働く人の健康状態を素早く確認
心拍数を測定できる小型・軽量なウェアラブル端末です。GeoChat端末及び専用アプリと連携することで心拍数を確認でき、また、事前に設定した閾値の範囲を超えると、自動でSOSが発信され、事故や体調不良などの早期察知を可能にします。
活用場面
熱中症
炎天下での過酷な作業では、熱中症リスクが高まります。自覚しないまま症状が進行したとしても、心拍のパターンから熱中症リスクを判断し、自動でSOS発信ができるよう開発を進めています。
ケガ
山間部での作業には常にケガの危険が付いて回ります。出血を伴う重症により発生した心拍の上昇や極端な低下のような異常なバイタルデータを感知し、SOSの自動発信により管理者に知らせます。
スズメバチなどの危険動物
山では野生動物に襲われる危険もあります。応急処置が済んでも身動きが取れない場合など、位置情報と合わせてバイタルデータを送信することで適切な救助を受けられる可能性が上がります。
3.木材の材積情報共有
●GeoCam
携帯圏外対応 遠隔監視カメラ
携帯圏外対応 遠隔監視カメラ
携帯圏外の中間土場を画像監視
携帯圏外の中間土場では積み上げられた木材の量を外部からタイムリーに把握できず、トラックによる回収・運搬が非効率的になってしまう事も少なくありません。GeoCamで圏外の土場を画像監視し材積情報を共有することで、運搬の効率化を実現します。
4.情報の集約と通知
●GeoServer
クラウド管理
●GeoFlash
GeoChat SOS報知システム
クラウド管理
●GeoFlash
GeoChat SOS報知システム
クラウド管理とGeoFlashによるSOS通知
GeoChat等の子機から発信された情報は親機経由でクラウドへ集約、管理画面やアプリで確認できます。また、SOS通知に連動し音と光で知らせるGeoFlashを設置することで、管理者や事務所スタッフがいち早く作業員の危険に気づくことができます。
その他の活用例
シカによる木々の食害対策
GeoWana
捕獲用わなの作動通知システムにより見回りの負担を軽減・効率化し、シカの食害対策に貢献します。
地滑り検知
GeoConnect+崩落センサー
山間部の斜面崩落などを遠隔モニタリングすることで、林道の異常をタイムリーに察知し、早期に対策を講じることができます。