GEO-WAVEとは
山間部に特化した独自のIoT通信規格
(920MHz/250mW LPWA)

遠く、広く、つながる
GEO-WAVE

LPWA※1の中でも制度的に許される最大出力の陸上移動局無線※2を採用した独自のIoT通信規格です。
他規格よりも通信距離が長く、中山間地域など険しい地形でもつながります。

※1:LPWA(Low Power Wide Area)とは、低消費電力で遠距離通信を実現する通信方式の総称です。
※2:陸上移動局無線は、操作者の資格不要、簡単な無線局の登録申請と開設届け、少額の登録料と電波利用料の納付のみ必要な規格です。

GEO-WAVEの 9つの特長

遠距離通信
高出力なので見通し条件であれば機器同士が最大200km離れていても直接通信が可能。
反射と回り込み
高出力なので反射や回り込みで、谷間などの険しい地形にも届く。
双方向通信
利用者同士の連絡、機器の遠隔制御やソフトウェア更新による機能追加も可能。
マルチホップ
最大で直列4段の中継機能により、通信エリアの拡張が可能。
マルチチャンネル
親機・中継機は複数のポートを搭載。同時多チャンネル通信によって、子機の負荷分散が可能。
メッシュネットワーク
親機と中継機間で網目のようなネットワークを構築し、冗長化により通信障害に強いIoT通信インフラを実現。
セキュリティ
傍受が難しい周波数拡散方式と独自の通信プロトコルによって、高いセキュリティを実現。
低消費電力
消費電力が小さく電池やソーラーバッテリーで長期間稼働可能。 ※親機は安定稼働のために商用電源推奨
通信費用 無料
自営なので通信費用が無料。必要な地域に低コストでIoT通信インフラを構築可能。

GEO-WAVEのつながる仕組み

GeoConnectの場合
スタート
経路変更
GeoChatの場合
スタート

LPWA通信規格 比較表

分類・通信規格名非セルラー系セルラー系
LoRaSigfoxELTRESZETALTE-M
Private LoRaLoRa WAN
GEO-WAVE
概要見通し最大200kmの長距離通信や双方向通信が可能で、インフラの自営も実現オープン性が高く、LoRaゲートウェイを設置するだけで容易に導入が可能長距離通信が可能であり、比較的小さいデータのやり取りに最適見通し100km以上の長距離通信および高速移動通信に対応超狭帯域による多チャンネルでの通信が可能利用可能エリアが広く、LPWAの中では比較的大きなデータも扱うことが可能
事業者フォレストシーセンスウェイ他京セラコミュニケーションズソニーネットワークコミュニケーションズ凸版印刷、NECグループ他携帯通信事業者各社
使用周波数920MHz920MHz920MHz920MHz920MHz
429MHz
携帯電話の帯域
電波出力250mW
※20mWも対応可
20mW以下20mW以下20mW以下20mW以下100mW以下
免許登録免許必要
※書類申請と少額の電波利用料が必要
※20mW運用の場合は不要
不要不要不要不要必要
通信距離見通し最大200km
山間部でも数km〜数10km
見通し数km ー 10数km見通し 数km ー 数10km見通し100km以上見通し2~10km見通し 数km ー 10数km
通信速度上り/下り:292.97bps-37.5Kbps
※標準仕様は292.97bps
上り/下り:250bps-50Kbps上り:100bps 下り:600bps
※下り通信は端末の設定変更や制御のみ
上り:80bps上り/下り:100bps-50Kbps上り/下り:300Kbps-1Mbps
双方向通信×
中継機×××
ネットワーク形態スター型・メッシュ型スター型・メッシュ型スター型スター型スター型・メッシュ型スター型
ネットワーク種別自営網自営網・公衆網公衆網公衆網自営網公衆網
エリアユーザーがアクセスポイントを設置ユーザーがアクセスポイントを設置、
もしくは事業者による基地局整備
事業者による基地局整備
人口カバー率95%(2020年1月)
事業者による基地局整備
主要都市部対応(全国展開予定)
ユーザーがアクセスポイントを設置携帯通信事業者による
LPWAにかかる通信料無料 ※1有料有料有料有料有料
環境変化耐性電波の出力が強いため
降雨減衰、樹木の成長等の影響を受け難い
電波の出力が弱いため
降雨減衰、樹木の成長等の影響を受ける
電波の出力が弱いため
降雨減衰、樹木の成長等の影響を受ける
電波の出力が弱いため
降雨減衰、樹木の成長等の影響を受ける
電波の出力が弱いため
降雨減衰、樹木の成長等の影響を受ける
利用に適しているフィールド中山間地域・奥山
市街地の通信困難地 ※2
市街地市街地市街地市街地市街地
※1 LPWA(無線)利用料は無料ですが、別途、親機とクラウドを繋ぐインターネット料金・クラウド利用料が発生いたします。
※2 250mWの高出力により、高層ビルの屋内全域や、地下室・マンホール内など、一般的に無線通信が困難な局所でも、1ホップで比較的長距離・広範囲の通信が可能です。